ぎっくり腰の応急処置

患者さんと接しててよくある質問に

「急性腰痛(ぎっくり腰)は冷やすのか温めるのか」というのがありますが

先日こんなエピソードがありました。

あるおばあちゃんがぎっくり腰になった、当初、歩けないというほどではなかったので
おもいっきり熱いお風呂に入って寝たら次の日はまったく起き上がることができなくなっていた。

そのおばあちゃんは僕が訪問治療する日にまったく動けなくなってとりあえず電話越しに
「鍼しますか?ぎっくり腰には効きますよ」と提案してみたのですが

「今日はお休みします」

とのこと。

さて

<ぎっくり腰とは 誤った対処法>

1週間たって動けるようになったおばあちゃんに「先生、治療してください」と呼び出されて
訪問したのですが、

おばあちゃんは、待ってましたかのようにぎっくり腰になって自分がいかに辛かったかを語りはじめたのでした。
そして

「なんであの日、熱いお風呂に入ったのに治らなかったのかしら?」

と言われたので

「○○さん。それ逆ですよ。ぎっくり腰は直後は暖めてはいけないんです。冷やさないと」

と答えたら、おばあちゃん天地がひっくりかえるようにびっくりして

「まあ!!! 私はあったかくしたら治ると思っていたのよ。間違いなの??」

と答えられた。

「間違いです!」

これ、勘違いしている方のほんとに多いこと。

 

<軽いぎっくり腰の対策は冷却>

急性の炎症は、温めると炎症している部分が広がります。寝違いでもぎっくり腰でも同じです。

家庭でできる、正解はアイシングをしてあげて冷湿布を貼ります。

イメージとして考えると、よく野球のピッチャーが登板後に自分の肩をアイシング(冷却)しているではないですか。

あれです。

炎症は、ざっくり言うと患部に血が広がってるのと同じこと。この血を止めることがまず第一。

ですので、お風呂も入らないほうがいいですね。3日~5日で炎症は治まりますので、ここから

シャワーなどから軽くお風呂をスタートします。

寝違いの対処法も同じで、最初は冷却です。炎症が治まったら4~6日目にはお風呂に入っていいです。

特にご高齢の方に多いのが

「痛いのでお風呂でおもいっきり、温まったら、余計痛くなった」という訴えですね。

ご高齢の方には、なぜかこのように逆の方法がインプットされていることが多いです。

【結論】

「急性の腰痛や頸部痛はまずアイシング(冷やす)30分ほどアイシングしたら冷湿布をして安静に」

これが、一番安全な方法です。家庭の誰かがこのようになったときにケアして差し上げてくださいね。^^

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