痛みを受け入れるということ。

例えばこんな簡単な話をする人がいます。

少なくとも90年代はこんな話が流行してました。

「ポジティブ(プラス思考)なことを考えればポジティブなことが起こり、
ネガティブ(マイナス思考)なことを考えればネガティブなことが起きる」

多くの患者さんを診てきて、それはそのとうりなのだけど・・・・でもね・・・・

 

「そんな単純にポジティブ(プラス思考)になれるか?」

という疑問を僕は抱き続けてきました。少なくとも僕は

「ポジティブになれば病気なんてどっかに行ってしまいますよ。」

というようなことを言うことはできなかったし、今もそうです。
例えば

「ある病気から治りたければ、その病気をやっつけるイメージで! 病気をやっつけちゃいましょう!」

これもある意味ポジティブ思考なのかも知れませんが、僕は病気をやっつけるイメージというのは
患者さんを鍼やマッサージをする上で持ったことがありません。

「痛みに勝つ」と「痛みを受け入れる」の違い

 

僕の治療は一言で言うと「受け入れる」です。その症状を受け入れて理解して変化してくれるかどうか、治療を重ねて見てゆく感じ。

患部の症状に人格があるかのごとく「受け入れる」感じです。

例えば痛みを訴える腰を「小さな子供」だと考えるとわかりやすいですかね。

彼(彼女)は、話を聞いて欲しいために痛みを出している。

「もっと休んで欲しいんだ」と言ってるかも知れませんし

「もっと大きな病気になるかも知れないからそうならないようにサインとして痛みをだしてるんだ」と教えてくれるかもしれません。
「やっつけてやる!」と思ったら、彼(彼女)の声は聞こえません。

「僕はどうすればいい・・?」とカラダと対話をしながら施術をしてゆくと「緩めて欲しい」「温めて欲しい」「それより脈を診て欲しい」

といったことが聞こえる(治療としてひらめく)ことが多いです。

なかには見ているだけで消失してゆく痛みもあります。
もちろん物理的な方法も使いますよ。湿布をしたり、ビタミンをすすめたり、体を動かしながら調整したり・・・・。

しかしその根本にあるのは「一度受け入れる」という姿勢です。
うまくお伝えしにくいのですが、僕のポジティブとは、感情を排除してゼロの状態にもってゆくイメージからはじまります。

そこから、静かに、なんのビタミンがよいのか、どれくらい運動を休めばよいのか、が浮かぶまで
施術しながら、閃く(ひらめく)まで、優しく症状に接します。(やっつけるというイメージではない)
あなたの痛みはどこから来ていますか? 「小さな子供」だと思って接してみると
以外と「痛み」はなにかを教えてくれたあと、静かに消えてくれるかも知れませんね。^^

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